あこや貝の貝柱粕漬け - 兵九郎粕漬け 井上真珠｜伊勢志摩 立神

井上真珠の兵九郎粕漬けにも用いられている酒粕についてご存知でしょうか。こちらでは、酒粕の正体と酒粕に含まれている栄養素をご紹介いたします。健康や美容に気を使っている方は、ぜひ参考にしてください。酒粕を用いた珍味は、井上真珠の通販でご用意しています。

井上真珠の兵九郎粕漬けに欠かせない食材の1つが酒粕です。お酒の主な原料は蒸したお米と米麹で、それらを仕込んで発酵させたものをもろみと呼びます。お酒を作る最終工程で発酵の終わったもろみから液体、つまり酒を絞った後に残った固体が酒粕なのです。

お酒の原料である米や米麹に含まれている栄養素が凝縮している酒粕は、原料が良いものほど味わいも深くなります。粕漬けは酒粕を使った日本の代表的な伝統食品の1つです。肉や魚を漬け込んだものが一般的で、貝の粕漬けは高級珍味として知られています。

井上真珠の粕漬けには、伊勢志摩サミットの際、乾杯酒に選ばれた太田酒造の「神の穂 純米大吟醸 半蔵」を使用しています。伊勢志摩の特産品であるあこや貝と、地元の上質な素材で作った酒粕の相性は抜群です。

また、酒粕は発酵が進むにつれて色が濃くなっていきます。常温・冷蔵どちらでも保存ができますが、長期保存したい場合は冷凍保存が有効で1年ほど持ちます。まれに、酒粕の表面に白い粉が見られることがありますが、これは成分中のアミノ酸が結晶化したもので食べても影響はありません。

酒粕の中には様々な栄養素が含まれています。繊維質やタンパク質、そして特に発酵中にタンパク質が分解されてできたペプチドやアミノ酸、ビタミンB群などが豊富に含まれているのです。

その中でも、注目を集めているのが酵母菌由来の栄養素β-グルカンと葉酸です。β-グルカンは免疫力強化やコレステロールを下げる働きがあり、葉酸は細胞生成をサポートします。

また、2006年に麹菌は日本を代表する「国菌」に認定されました。醤油や味噌などの発酵食品以外にも医薬品や環境浄化などの分野でも用いられていて、酵素の宝庫と言われています。麹菌は善玉菌や腸内酵素を増やす働きを持っているため、健康や美容を意識している方にはおすすめの成分です。