伊勢志摩から始まった真珠養殖の歴史

今でこそ全国各地で真珠の養殖が行われていますが、真珠養殖の歴史は伊勢志摩から始まりました。こちらでは、真珠養殖の歴史についてご紹介いたします。真珠貝として有名なあこや貝の珍味をお求めでしたら、伝統食として昔からあこや貝に親しんでいる伊勢志摩の井上真珠「兵九郎粕漬け」をお選びください。

女性の憧れ「真珠」

女性の憧れ「真珠」

6月の誕生石でもある真珠は、その神秘的で美しい輝きで古くから世界中の人々を魅了してきました。ウェディングドレスに真珠のネックレスをつけることに憧れている女性も多いのではないでしょうか?

なんの細工をしなくても美しい真珠は、研磨の技術もない大昔では今のダイヤモンドよりも高い価値がありました。色もパールがかった白だけではなく、薄いピンク色や青みを帯びたグレー、黒など様々な色が存在しています。

三重県はあこや真珠の4大産地の1つ

三重県はあこや真珠の4大産地の1つ

真珠貝として有名なあこや貝ですが、あこや貝の他にも真珠が獲れる貝があるのはご存知でしょうか?例えば、黒蝶貝やまべ貝、あわび貝など、真珠を養殖している地域によって種類が異なります。

生産地としては、井上真珠がある三重県の伊勢志摩をはじめ、愛媛県の宇和島、長崎県の大村湾そして熊本県の天草などが有名です。この4つの地域で日本の9割以上の真珠を生産しています。また、上記以外にも鹿児島県や沖縄県でも真珠養殖が行われています。

あこや貝養殖の歴史

真珠養殖は鳥羽で始まりました。

当時は天然真珠採取を目的とした漁が盛んで、伊勢志摩のあこや貝は絶滅寸前にまで追い詰められていましたが、「海底に沈めた縄に稚貝を付着させて育てる」という御木本幸吉のアイデアのもとで順調にあこや貝は増えていきました。しかし、あこや貝は増えるものの真珠を増やすのは容易ではなく、研究実験を重ねて1983年にやっと真珠養殖に成功します。これが世界初の真珠養殖の成功例で、その後真珠養殖の技術は伊勢志摩全体に伝わったのです。

井上真珠は伊勢志摩の英虞湾で昭和8年から真珠の養殖を行っています。真珠を取り出した後のあこや貝の貝柱を酒粕に漬け込んただ粕漬けは、伊勢志摩の伝統食として長く親しまれています。

あこや貝の貝柱はコリコリとした独特の食感と旨味があります。井上真珠では、そんな貝柱をオリーブオイルとニンニクで調理したアヒージョ、酒粕に漬け込んだ伝統食粕漬け、貝柱の干物を柔らかく仕上げた勾玉干しをご用意しています。ご家庭用としてはもちろん、ギフトとしてもご活用ください。

伊勢志摩の伝統食「あこや貝の粕漬け」

会社名 井上真珠
住所 〒517-0503 三重県志摩市阿児町立神1780-1
TEL 0599-45-2608
FAX 0599-45-2516
代表者名 井上 光
URL https://inoue-pearl.com/