あこや貝の貝柱粕漬け - 兵九郎粕漬け 井上真珠｜伊勢志摩 立神

真珠貝として知られているあこや貝ですが、栄養素や旨味成分も豊富に含まれているということはご存知でしょうか？こちらでは、あこや貝の栄養素と美味しく食べるための調理方法についてご紹介いたします。

あこや貝に含まれている栄養素で特に注目すべき成分は、タウリンとグリコーゲンです。タウリンはアミノ酸の一種で、筋肉や脳、脊髄などに必要な成分ですが、体内にあるタウリンの半分以上は筋肉に存在しています。

また、タウリンは栄養ドリンクなどにも配合されている成分で、タコやイカにも含まれています。また、グリコーゲンは牡蠣などにも多く含まれている成分でエネルギー源にもなります。主に貝類やエビ、レバーなどに含まれている成分です。

あこや貝で食用にするのは貝柱の部分です。貝柱は食感がよくミル貝に似た味がします。加熱し過ぎると固くなってしまうので、新鮮なものは刺身で食べるのがおすすめです。

また、酢の物などの和え物にしても美味しくお召し上がりいただけます。貝柱は脂肪分が少ないので加熱調理する場合はかき揚げや唐揚げ、バターソテーなどのような油を使った料理でさらに美味しくなります。

オリーブオイルとの相性も抜群で、井上真珠では貝柱をオリーブオイルとニンニクで煮込むスペイン料理のアヒージョを作り上げました。さらに、井上真珠では貝柱を酒粕に漬けこんだ珍味の製造販売も行っています。

手作りの酒粕の中で貝柱が熟成し、さらに旨味を増した逸品に仕上がっています。また伊勢志摩では伝統食として貝柱の干物があります。井上真珠では貝柱の干物「勾玉干し」も製造販売しています。干物にすることで、旨味と栄養が凝縮し独特の風味が楽しめます。

この勾玉干しはお酒のおつまみだけでなく、炊き込みご飯にしても旨味が堪能できます。あこや貝の貝柱は西日本を中心に出回っており、東日本に出荷されることはあまりありません。そのため、東日本にお住まいの方には特に、伊勢志摩の特産品として注目されています。